achievement
※1:2021年1月1日より「バンテリンドーム ナゴヤ」へ名称変更されています。ここでは導入当時の呼称をそのまま使用しています。
※2:NPBセントラル・リーグの本拠地球場の中で最大・最長のLEDスクリーン(2018年9月現在)
ナゴヤドームは、1997年3月にオープンしたドーム型野球場。プロ野球セントラル・リーグの中日ドラゴンズが本拠地として使用するほか、
コンサート・スポーツイベント・展示会・見本市などさまざまなイベントが開催される中部地方を代表するランドマークです。
2017年2月に、これまで1面だったLEDビジョンを3面に拡充し「106ビジョン」として発表。スコアボードなどの表示コンテンツも大幅に一新されました。
テクノネットは、スコアボードおよびそれらの表示関連システムとソフトウェアを、ソニーマーケティング株式会社様(以下SOMK様)と共同で開発しました。 ここでは、ナゴヤドームの最新ビジョンをサポートするテクノネットのシステムをご紹介します。
①106ビジョンの表示を制御するソフトウェアの開発
②ナゴヤドーム専用スポーツコーダ(スポーツ競技運営表示ソフトウェア)の開発
③スコアボード等のデザイン&レイアウトの作業
SOMK様とテクノネットが共同で開発したのは、試合中に発生するリアルタイムデータを、簡単なオペレーションでビジョンに表示するソフトウェアです。 年間およそ1300番組のテレビ中継で運用実績のあるテクノネットのCGシステム“スポーツコーダ”を、ビジョン表示システムと組み合わせることにより安定した運用を実現しています。 各ワークステーションとソフトウェアを冗長化し、万が一、機器などにトラブルが発生しても試合進行に支障が出ない構成になっています。 選手や試合のデータは「NPB-BIS」のリアルタイムデータと連動させ、常に最新データが反映されます。 導入後にはテクノネット社員が現場に立ち合い、より最適なイベント運行ができるように改修を重ねました。
プロ野球試合時には、スコア、スタメン、打者・投手および対戦成績の表示、そして個々の選手のプロフィールや応援歌などもビジョンに表示します。 テレビ中継とは異なる演出を実現するため、スポーツコーダを用途に合わせてカスタマイズしました。
ナゴヤドームでは「106ビジョン」の広い画面を活かし、ドラゴンズファンはもちろん、相手チームや子供たちにも楽しんでもらえるよう、多くの情報やイベントを表示しています。 これらの視認性・可読性を確保したレイアウトでデザインを制作しました。 通常運用の際はドラゴンズブルーを基調としたデザインですが、季節ごとのイベントや、ドラゴンズが勝利した際などには、それぞれ特別なビジョン演出に切替えることも可能です。
2017年春の発表から2シーズン目に入り、106ビジョンとそのイベントは、ドラゴンズファンはもちろんのこと、ナゴヤドームを訪れるすべての人々の間で馴染みのあるものになってきました。2018年春には、各コンコースに設置された66台のディスプレイに一斉表示されるサイネージシステムや、ドーム内の全ての照明装置を制御するシステムも新たに加わり、プロ野球だけでなく、イベントごとに趣向を凝らした演出が出来る魅力的なドームに変貌しました。
これからどんな楽しい仕掛けが待っているのか。それはナゴヤドームに行ってみればきっとわかるはずです。
「これからも、お客さまと『驚き』と『感動』を『共感』できるようなハードやソフト、おもてなしを提供し続けてまいります」
____株式会社ナゴヤドーム様